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LightroomとPhotoshopの連携方法|料理写真を部分調整して戻すまで

2026 9/29
写真編集(Photoshop・Luminarなど)
2026年9月29日
長谷川敬介
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こんにちは!カメラマンの長谷川(@ksk_photo_man)です。2014年からカメラマンとして活動しています。

  • LightroomとPhotoshopを行き来する方法が分からない
  • Photoshopで直した写真は、Lightroomに戻ってくるの?
  • 元のRAWが上書きされないか心配

っと思っていませんか?

LightroomとPhotoshopの連携は、次の3段階で進みます。

  • Lightroomで、構図と全体の明るさを整える
  • Photoshopに渡し、一部分だけを調整する
  • Lightroomに戻し、元の写真と比べてから書き出す

この記事では、アドビの写真編集アプリ2つを連携させる方法を解説します。Adobe LightroomとAdobe Photoshopです。作例は、以前撮ったかぼちゃのおやきの写真。手前のおやきの具だけを、Photoshopで明るくしました。

完成写真。白い器にのったかぼちゃのおやき。手前のおやきの具をPhotoshopで明るくした

僕は普段、Lightroom ClassicとPhotoshopを使っています。ただ、アプリ同士の連携はあまり使っていませんでした。今回は検証として、Classicではない方のLightroomで往復を試しています。

タップできる目次

LightroomとPhotoshopを連携すると何ができる?

1枚の写真を、2つのアプリで分担して仕上げられます。全体の調整はLightroom、一部分の仕上げはPhotoshop。役割で分けています。

以下、Adobe Lightroomは「Lightroom」と書きます。Adobe Photoshopは「Photoshop」です。

今回の流れを表にまとめました。

スクロールできます
工程使うアプリ今回やったこと
1. 全体を整えるLightroomトリミングと、露光量で全体の明るさを調整
2. 部分を仕上げるPhotoshop手前のおやきの具だけを選び、明るくした
3. 比べて書き出すLightroom元のRAWと編集後の写真を並べて比べ、JPEGで書き出し

Photoshopで保存して閉じると、編集した写真がLightroomに戻ります。元のRAWとは別のファイルとして、一覧に並びました。

なお、明るさや色の補正は、LightroomにもPhotoshopにもあります。Lightroomにも、一部分だけを補正するマスクの機能があります。

なので、すべての写真をPhotoshopに渡す必要はありません。慣れたPhotoshopで仕上げたい写真だけ、渡せばOKです。

今回は、以前撮影した1枚を編集した範囲の検証です。撮影や、クライアントへの納品までは実演していません。

LightroomとClassicの違いは、PCで使い比べた記事で紹介しています。この記事は、Classicではない方のLightroomでの手順です。

アドビ公式でフォトプランを見る
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僕が部分的な仕上げにPhotoshopを使う理由

いちばんの理由は、使い慣れているからです。Lightroomでも部分補正はできます。それでも、仕上げは手になじんだPhotoshopでやりたくなります。

具体的には、次の3つです。

料理写真の一部分だけを調整したい

仕事の料理写真では、Photoshopで部分的な調整をよくしています。大抵は、お肉の色の調整です。

お肉には、赤みや明るさを足します。野菜は、どちらかというと明るさを足します。そこに、やや緑か彩度を足す感じです。

今回のおやきでは、色は変えていません。具の明るさだけを調整しました。

選択ツールをキーボードのWで使える

範囲を選ぶときは、オブジェクト選択ツールを使うことが多いです。選択ツールは、キーボードのWをよく使います。

慣れたショートカットで進められると、作業に迷いません。

調整レイヤーとマスクで、前後を見比べながら直せる

ここがいちばん大きいです。Photoshopには、調整レイヤーとマスクがあります。

  • 調整レイヤー:写真そのものは書き換えず、上に補正だけを重ねる仕組み
  • マスク:補正を効かせる範囲を決める白黒の型。白い部分だけに効く

普段は、調整ごとにマスク付きのレイヤーを分けています。レイヤーの表示をオン・オフすると、その補正の前後を見比べられます。

どこか一か所でもおかしければ、そのレイヤーだけを直せばOK。ここが使いやすいと感じています。

今回の作例で作った調整レイヤーは、トーンカーブの1枚だけです。複数のレイヤーを重ねるのは、普段の仕事での使い方です。

はせがわ

レイヤーをオン・オフすれば、マスクの適用前後がすぐ分かります。おかしい所があっても、すぐ直せるのが使いやすいです!

Photoshopでほかに何ができるかは、Photoshopでできることをまとめた記事で紹介しています。

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準備:今回の環境と作例

まずは、同じPCにLightroomとPhotoshopを入れておきます。今回は、PC内に保存してあるRAW写真をLightroomで開きました。

今回の検証環境
  • PC:Windows
  • アプリ:Adobe Lightroom(Classicではない方)/Adobe Photoshop
  • 写真:以前撮ったかぼちゃのおやきのRAW(ARW)1枚
  • 写真の開き方:Lightroomの「ローカル」から、PC内のフォルダを開いた
  • 検証日:2026年9月25日

LightroomとClassicでは、連携のメニューの場所が違います。Classicを使っている方は、この記事の手順と混ぜないようにしてください。

作例は、もともと大きな修正が必要な写真ではありません。操作を見せるために、全体を少し落ち着かせ、具を明るくしました。記事中の数値は、すべて今回の作例の値です。おすすめの設定値ではありません。

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STEP1:Lightroomで構図と全体の明るさを整える

先にLightroomで、構図と全体の明るさを決めておきます。Photoshopに渡したとき、ここまでの調整が引き継がれるからです。

STEP
構図をトリミングする

元の写真は、手前のおやきが右に寄っていました。左の余白を減らし、手前のおやきを大きく見せています。

STEP
露光量で全体の明るさを整える

「ライト」の露光量を−0.56に下げました。コントラスト・ハイライト・シャドウ・白レベル・黒レベルは0のままです。

Lightroomで左の余白を減らしてトリミングした後の構図
Lightroomの「ライト」で露光量を−0.56にした状態。コントラストやハイライトなどは0

全体をほんの少し落ち着かせた状態です。ここから、具だけをPhotoshopで明るくしていきます。

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STEP2:LightroomからPhotoshopへ渡す

写真を選んだ状態で、メニューからPhotoshopに渡します。

STEP
「ファイル」メニューを開く

Lightroomの画面左上にある「ファイル」を開きます。

STEP
「Photoshopで編集」→「Photoshopで編集…」を選ぶ

「Photoshopで編集」にカーソルを合わせると、サブメニューが出ます。その中の「Photoshopで編集…」を選びます。今回のWindows環境では、ショートカットの表示はCtrl+Shift+Eでした。

STEP
案内を読んで「Photoshopを開く」を押す

初めて使うとき、「Photoshopで開く」という案内が出ました。内容を確認してから、Photoshopを開きます。

Lightroomの「ファイル」→「Photoshopで編集」→「Photoshopで編集…」のメニュー

同じサブメニューには、スマートオブジェクトとして開く項目もあります。今回は使っていません。

「Photoshopで開く」の案内。編集する/Lightroomを開いたままにする/Photoshopで写真を閉じる、の3項目

案内に書かれていたのは、次の3つです。

  • Photoshopで写真を編集する
  • 編集内容をLightroomへ送るため、Lightroomは開いたままにする
  • Lightroomへ戻すには、Photoshopで写真を閉じる

2つ目と3つ目は、あとの手順でも大事になります。

Photoshopで開いた直後。トリミングと明るさの調整が引き継がれている

Photoshopでは、「_DSC9196.tif」というファイルで開きました。RGB・16bit、3786×2524pxです。

Lightroomで決めた構図と明るさは、そのまま引き継がれていました。画面上で見た範囲の確認です。

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STEP3:選択範囲とトーンカーブで具を明るくする

ここからがPhotoshopでの部分調整です。手前のおやきの具だけを選び、トーンカーブで明るくします。

STEP
オブジェクト選択ツールで具を選ぶ

オブジェクト選択ツールで、手前のおやきの黄色い具を選びます。具の形に沿い、選択範囲ができました。

STEP
選択範囲の境界をぼかす

「選択範囲」メニュー→「選択範囲を変更」→「境界をぼかす」を開きます。選択範囲の縁をなじませ、補正の境目を目立たせないための設定です。今回の画面では、ぼかしの半径は5pxでした。

STEP
トーンカーブの調整レイヤーを追加する

選択範囲がある状態で、トーンカーブの調整レイヤーを追加します。レイヤーパネル下の半円のアイコンから「トーンカーブ」を選ぶ方法があります。選んだ範囲が、そのままマスクになります。

STEP
カーブを少しだけ持ち上げる

RGBのカーブの中ほどを、少し上げました。今回は入力125を、出力139にしています。

オブジェクト選択ツールで、手前のおやきの黄色い具に沿って選択範囲を作った状態
「境界をぼかす」の画面。ぼかしの半径は5px
トーンカーブ調整レイヤーのRGBカーブ。入力125・出力139
レイヤーパネル。背景の上に「トーンカーブ1」があり、具の形だけ白いマスクが付いている

レイヤーパネルを見ると、背景の上に「トーンカーブ1」ができています。マスクは、具の形の部分だけが白くなっていました。この白い部分にだけ、明るさの補正が効きます。

「トーンカーブ1」の左にある目のアイコンで、表示をオン・オフできます。補正の前後を見比べたいときに便利です。

今回の補正は、明るさだけです。色味や彩度は変えていません。

はせがわ

そんなに明るくしていないので、縁におかしなところは出ていないと思います!

境界のなじみ方は、僕が画面で見た感想です。ぼかしの5px、カーブの125→139は今回の作例での値。写真のサイズや被写体が変われば、合う値も変わります。

オブジェクト選択ツールの使い方は、アドビの公式ヘルプ(英語)でも解説されています。

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STEP4:保存してLightroomへ戻し、比べてから書き出す

Photoshopで保存して閉じれば、写真はLightroomに戻ります。戻ったら元のRAWと並べて比べ、最後にJPEGで書き出します。

STEP
Photoshopで保存する

調整が終わったら、Photoshopで写真を保存します。

STEP
Photoshopで写真を閉じる

保存したら、Photoshopで写真を閉じます。案内にあったとおり、閉じるとLightroomへ戻ります。

STEP
Lightroomで戻った写真を確認する

Lightroomの一覧に「_DSC9196-Edit.tif」が増えていました。元の「_DSC9196.ARW」のすぐ隣です。

STEP
元のRAWと並べて比べる

2枚を「複数の画像」の表示で並べ、具の明るさを見比べました。

STEP
JPEGで書き出す

仕上がりを確認したら、Lightroomから書き出します。

Lightroomの一覧。元の_DSC9196(ARW)の隣に、_DSC9196-Edit(TIF)が並んでいる

戻ってきた写真は、元のRAWとは別のTIFFファイルです。元のRAWは、そのまま一覧に残っていました。

Lightroomの「複数の画像」で2枚を比較。左はLightroomで調整したRAW、右はPhotoshopで具を明るくしたTIFF

左が、Lightroomで全体を整えたRAWです。右が、Photoshopで具を明るくしたTIFFです。

撮ったままの写真と完成品の比較ではありません。Photoshopで足した部分調整の、前と後です。

最後に、JPEGで書き出しました。今回の完成写真は、2048×1365pxです。

往復してみたところ、分かりにくい所は特にありませんでした。元のRAWと編集後の写真が隣に並ぶので、見比べやすいのもメリットです。

はせがわ

今回の設定ではTIFFで別ファイルとして保存されたので、元のRAWも隣に残りました。やっぱり2つあると安心感がありますね!

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LightroomとPhotoshopの連携で知っておきたいこと

今回の往復で、つまずいた所はありませんでした。ただ、知っておくと安心な点がいくつかあります。

編集中はLightroomを開いたままにする

Photoshopで編集している間は、Lightroomを閉じないでください。案内にも、編集内容をLightroomへ送るために必要だと書かれていました。

戻すときはPhotoshopで写真を閉じる

保存するだけでなく、Photoshopで写真を閉じる。これも案内に書かれていた条件です。

戻ってくるファイル形式は設定で変わる

今回は、TIFFとして戻ってきました。ただ、いつもTIFFになるとは限りません。

「Photoshopで編集」のサブメニューには、設定の項目もあります。アドビの公式ヘルプでも、連携時の形式は設定で決まると案内されています。今回は、設定の中身までは触っていません。

再編集でレイヤーが残るかには条件がある

案内には、次の一文もありました。

Lightroomで編集されていない限り、ファイルのレイヤーは保持されます。

戻ってきたTIFFをLightroomでさらに補正すると、条件が変わるようです。今回は、TIFFを再びPhotoshopで開く検証はしていません。レイヤーを残したまま直し続けたい方は、公式ヘルプも確認してください。

編集した写真の分だけファイルが増える

往復すると、元のRAWとは別にTIFFが1つ増えます。比べやすい反面、写真ごとに往復すればファイルも増えていきます。

部分調整が必要な写真だけ渡す、くらいの使い方がちょうどいいと思います。

連携の仕様は、アドビの公式ヘルプ(英語)にまとまっています。確認日は2026年9月25日です。

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よくある質問

Lightroom Classicでも同じ手順でできますか?

Classicにも、Photoshopとの連携はあります。ただし、メニューの場所が違います。この記事は、Classicではない方のLightroomの手順です。

毎回Photoshopに渡す必要がありますか?

ありません。Lightroomにも部分補正の機能があります。慣れたPhotoshopで仕上げたい写真だけ、渡せばOKです。

元のRAWは上書きされますか?

今回の検証では、上書きされませんでした。編集した写真は別のTIFFとして、元のRAWの隣に並んでいます。

戻ってくるファイルは必ずTIFFですか?

必ずではありません。「Photoshopで編集」の設定で変わります。今回はTIFFで戻ってきました。

LightroomとPhotoshopを連携するには、どのプランが必要ですか?

両方のアプリを使えるプランが必要です。フォトプランなら、LightroomとPhotoshopの両方が入っています(2026年9月時点)。

RAW現像そのものは、どのソフトでするのがいいですか?

今回はLightroomを使いました。ほかのソフトも比べたい方は、RAW現像ソフトの記事をご覧ください。

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まとめ:使い慣れた仕上げ方を、Lightroomの流れにつなぐ

LightroomとPhotoshopの連携は、全体と部分の役割分担でした。

  • Lightroomで構図と全体の明るさを整え、Photoshopに渡す
  • Photoshopでは、選択範囲と調整レイヤーで一部分だけを仕上げる
  • 保存して閉じれば、別ファイルとして元のRAWの隣に戻る

全体はLightroom、部分は慣れたPhotoshop。渡すのは、仕上げが必要な写真だけでいい。 この分け方なら、いつもの流れを崩さずにPhotoshopを使えます。

この連携が合いそうな人
  • Photoshopの選択ツールや、調整レイヤーに慣れている
  • 料理の具やお肉など、写真の一部分だけを整えたい
  • 元のRAWを残したまま、仕上げの前後を見比べたい

Lightroomのマスクで仕上がる写真なら、無理に往復しなくて大丈夫です。

LightroomとPhotoshopを両方使うならフォトプラン

すでに両方のアプリを使える方は、今の契約のまま試せます。これから揃える方は、アドビのフォトプランを確認してみてください。

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フォトプラン2,380円Lightroom/Lightroom Classic/Photoshop1TB

2026年9月時点に確認した価格です(年間プラン・月々払い・税込)。無料体験があります。申し込み前に、アドビ公式の最新の表示をご確認ください。

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長谷川 敬介

映像クリエイター・カメラマン

長谷川 敬介 (はせがわ けいすけ)

写真・動画編集の解説を発信。合同会社ケーエス代表/KSクリエイト。上級SNSマネージャー。企業のSNSショート動画・不動産PR動画を企画〜運用までワンオペで手がける。著書『Canvaでかんたん! ショート動画制作・運用の教科書』(日本実業出版社/2026年8月発売・予約受付中)。

執筆者

この記事の筆者が本を書きました

撮影から編集・運用まで、本書1冊でショート動画づくりをゼロから解説。はじめての1本が完成するまで、豊富な図解つきで丁寧にガイドします。

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この記事の目次
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