こんにちは!カメラマンの長谷川(@ksk_photo_man)です。
- 一眼レフカメラを買うときに必要なものは?
- なにを揃えたら良いの?
一眼レフカメラを快適に使い続けるためには、カメラ本体だけではなく、レンズ、SDカード、バッテリーなど基本的な装備はもちろん、メンテナンス用品も大切です。
本記事では、
- カメラ購入時にも必要なもの・揃えるもの
- 長期的な愛用を想定したときにも必要となるアイテム
- 快適な撮影を実現する各種オプション・アクセサリー
について、プロカメラマン歴10年の筆者が初心者の方にも分かりやすく解説します。
カメラと一緒に考えるべき装備やアイテム、その選び方を知ることでカメラライフがさらに充実したものになるでしょう。
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一眼レフカメラを買うときに必要なもの・揃えるもの
一眼レフカメラを購入する際には、カメラ本体だけでなく、レンズやSDカードも必要となります。購入前に各アイテムの特徴を理解し、自分に最適なものを見つけましょう。
1. カメラ
一眼レフカメラを購入する際には、自分の撮影スタイルや目的に合ったカメラを選ぶことが最も重要です。
ポートレート、風景、動物、スポーツなど、何を主に撮影するかによって選ぶべきカメラのスペックが変わります。
高性能なカメラほど価格が高くなるため、予算に合わせて選ぶ必要があります。
初心者であれば、エントリーモデルの一眼レフカメラ(例:Canon EOS Kissシリーズ、Nikon D3500など)から始めるのがおすすめです。
2. レンズ
レンズは、一眼レフカメラの大切なパートナー。カメラ本体と同じく、撮影する対象により選び方が変わります。
風景なら広角レンズ、人物ならポートレートレンズ、運動会や野生動物なら望遠レンズがおすすめです。
レンズ交換で幅広い撮影スタイルに対応できるのが一眼レフの魅力の一つ。
自分のライフスタイルや好みに合わせて選ぶようにしましょう。
レンズの種類 | 焦点距離(mm) | 特徴 |
---|---|---|
標準レンズ | 35-70 | 人間の目に近い視野角。多用途で、ポートレートや風景などにも使える。 |
広角レンズ | ~ 35 | 広い範囲を撮影できる。風景や建築物の撮影におすすめ。 |
望遠レンズ | 70 ~ | 遠くの被写体を大きく撮影できる。スポーツや野生動物の撮影におすすめ。 |
マクロレンズ | 特殊 | 非常に近距離での撮影が可能。小さな被写体(花、昆虫など)の撮影におすすめ。 |
フィッシュアイ | ~ 35 | 180度近い視野角を持つ。特殊な効果や風景撮影に使われる。 |
ズームレンズ | 可変 | 焦点距離を変えられる多用途なレンズ。一つで複数のシチュエーションに対応できる。 |
単焦点レンズ | 固定 | 焦点距離が固定されている。一般的に画質が優れているが、焦点距離を変えるには物理的に移動が必要。 |
3. SDカード
一眼レフカメラを購入する際には、写真を保存するためのSDカードが必須です。
SDカードは、
- 規格
- 容量
- 書き込み・読み込み速度
- メーカー
を考慮して選ぶとよいです。以下で詳しく解説します。
SDカードの規格
SDカードと一言で言っても、その規格にはいくつか種類があります。主な規格としては、
- SDカード
- SDHCカード
- SDXCカード
の3つが挙げられます。これらの違いは主に保存できるデータ量で、最大容量が
- SDカード:2GB
- SDHCカード:32GB
- SDXCカード:1TB
となっています。また、SDカードによっては高速転送に対応しているものもあり、これらは動画撮影時に重宝します。
SDカードの規格 | 最大容量 | 一般的な転送速度(MB/s) |
---|---|---|
SD | 2GB | 2~25 |
SDHC | 32GB | 6~25 |
SDXC | 2TB | 10~312 |
一眼レフカメラで主流とされているSDカードの規格は「SDXCカード」です。
必要な容量は?
SDカードの容量によって、保存できる写真の枚数も変わってきます。
たとえば、一眼レフカメラで撮影したJPEG形式の画像を考えてみましょう。
1枚あたりのデータ量が約8MBとした場合、32GBのSDカードなら約4000枚、128GBなら約16000枚の写真を保存することができます。
休日の家族旅行で数枚撮影するだけなら、32GBで十分です。
SDカードの容量 | JPEG(ファイン)の場合の写真枚数 | RAWの場合の写真枚数(平均値) |
---|---|---|
8GB | 約1000枚 | 約363枚 |
16GB | 約2000枚 | 約726枚 |
32GB | 約4000枚 | 約1452枚 |
64GB | 約8000枚 | 約2904枚 |
128GB | 約16000枚 | 約5808枚 |
ちなみに容量は大きいに越した事はありませんが、仮に「64GB」のSDカードを買うなら、「32GBのSDカードを2枚」といった買い方をオススメします。
理由はリスク分散です。
撮影先で、1枚が故障しても、他の1枚で撮ることができます。
SDカードの書き込み・読み込み速度
SDカードの書き込み速度は、カメラからSDカードにデータを書き込む速度のことを指し、これが早いほど高速連写がスムーズに行えます。
一方、読み込み速度は、SDカードからデータを取り出す速度のことで、これが早いほどノートパソコンやデスクトップなどのデバイスで画像を読み込む速度が早くなります。
高速連写や動画撮影などを行う場合、転送速度の遅いSDカードだとデータの書き込みが間に合わず、撮影途中で止まってしまうこともあるため注意が必要です。
そのため、動画撮影や高速連写を多く行う人は、高転送速度のSDカードを選ぶことをおすすめします。
SDカードのクラス | 最小書き込み速度(MB/s) | 一般的な最大読み取り速度(MB/s) |
---|---|---|
Class 2 | 2 | 10~20 |
Class 4 | 4 | 10~20 |
Class 6 | 6 | 20~40 |
Class 10 | 10 | 20~80 |
UHS-I U1 | 10 | 50~104 |
UHS-I U3 | 30 | 50~104 |
UHS-II | 30~60 | 156~312 |
UHS-III | 60~90 | 312~624 |
メーカー
SDカードを発売しているメーカーはいくつかあります。SDカードを購入する時は、長年発売している信頼できるメーカーを選ぶことをおすすめします。
個人的におすすめなのは次の2つです。
- SanDisk:高性能で信頼性が高い。多くのプロフェッショナルに選ばれています。
- Sony:高速な書き込みと読み取り速度を持つ製品が多いです。
雑談ですが、聞いたことのないメーカーの虹色のSDカードを使用したところ、撮影データが全部消えたという話を聞いたことがあります。
撮った写真が、消えてしまったら悲しい気持ちになるかと思います。先ほど紹介したメーカーはちょっと高いですが、安心を買うという意味でも、ここはケチらない方がおすすめです。
4. 予備バッテリー
写真撮影は電力をたくさん消費します。例えば、旅行中や撮影の最中にバッテリーが切れてしまったら強制的に撮影が終了してしまいます。
そのため、予備のバッテリーを持っていると非常に便利です。
中古品や安価は電池の持ちが悪い場合があるので注意が必要です。
5. メンテナンス用品
メンテナンス用品も一つは持っておきたいところです。メンテナンス用品には
- ブロワー
- レンズペン(レンズクリーナー)
- クリーニングクロス
などがあります。それぞれのアイテムがどのような役割を果たすのか、詳しく見ていきましょう。
ちゃんとメンテナンスしてあげると長持ちするし、愛着も湧いてきます!
ブロアー
ブロアーは、カメラやレンズの清掃に使う道具です。
小さなホコリやゴミを吹き飛ばすことができ、レンズやカメラの内部を清潔に保つのに役立ちます。
そのため、カメラを長くきれいに使いたい人にとっては必須の道具です。
例えば、レンズの表面にホコリがついてしまったら、それが写真に残ってしまいます。
また、カメラの内部に細かなホコリが入り込んでしまったら、それがセンサーに影響を与え、修理が必要な場合もあります。
一眼レフカメラを長持ちさせるためには、ブロワーは必要不可欠なアイテムと言えます。
レンズペン(レンズクリーナー)
レンズペン、またはレンズクリーナーレンズをきれいに拭くための道具です。
レンズペンは筆ブラシが付いていて、手軽にレンズの汚れを取り除くことができます。
レンズが汚れてしまうと、画像の鮮明さや色彩を損なってしまう可能性があります。
そのため、撮影の前にレンズをチェックして、汚れているようならキレイにしてあげましょう。
レンズペンの選び方
品質の良いレンズペンを選ぶ時には、柔らかいブラシと効果的な清浄力を持つものが良いです。
柔らかいブラシはレンズに優しく接触し、傷つけることなく汚れを落としてくれます。
また、効果的な清浄力とはレンズについた油分や指紋をしっかりと落とす力です。
これらを考慮してレンズペンを選ぶようにしましょう。
悩んだらHAKUBAのレンズペンにしましょう。
掃除の仕方は、「ハクバ」さんの動画がわかりやすいかと!
クリーニングクロス
クリーニングクロスは、レンズやカメラ本体の汚れを拭き取るための布です。
ブロワーやレンズペンと同様に、カメラとレンズを綺麗に保つために必要な道具。
クリーニングクロスは、吸収性のよい素材で作られていることが大切。カメラやレンズの水滴や油分をしっかりと吸収してくれるからです。
また、布自体がカメラやレンズを傷つけない柔らかい素材であることも重要です。
カメラを長く愛用するために必要なもの・揃えるもの
そんなカメラを長く愛用するために必要なアイテムと、その揃え方についてお伝えします。
1. 液晶保護フィルム
カメラの背面にある液晶画面は傷や汚れが付きやすいです。そんな時、頼れる存在が液晶保護フィルムです。
液晶保護フィルムを貼るメリットは次のとおり。
メリット | 詳細説明 |
---|---|
キズ防止 | 日常使用中に液晶画面がキー、硬貨、指輪などによって傷つく可能性が減ります。 |
汚れ防止 | 指紋や油、その他の汚れが液晶画面に付着するのを防ぎます。 |
衝撃吸収 | 落としたときや何らかの衝撃があった場合、保護フィルムがその衝撃を吸収し、液晶画面の破損を防ぐ場合があります。 |
視認性向上 | 反射防止タイプのフィルムを使用すると、日中や明るい場所での視認性が向上します。 |
交換が簡単 | 万が一液晶画面が傷ついた場合、保護フィルムなら簡単に交換できますが、液晶画面自体の交換は費用もかかります。 |
液晶保護フィルムの選び方を2点お伝えします。
対応機種とサイズ
液晶保護フィルムを選ぶ際に重要なのが、対応機種とサイズです。
ミラーレスカメラや一眼レフカメラの場合、メーカーや機種ごとに液晶画面の大きさや形状が異なります。
そのため、正確な機種名とサイズを確認した上でフィルムを選ぶ必要があります。
材質
保護フィルムの材質についても注意が必要です。一般的には、
- 硬化ガラス
- PET(ポリエチレンテレフタラート)
が主流となっています。それぞれ、強度や耐久性、透明度などが異なります。
硬化ガラスはその名の通りガラス製で、傷つきにくさと高い透明度が魅力。しかし、ガラス製のため割れやすいというデメリットがある。
一方、PETはプラスチック素材で、硬化ガラスよりも柔らかく、耐衝撃性に優れている。しかし、透明度が硬化ガラスよりやや劣る。
表にまとめると次のとおりです。
項目 | 硬化ガラス | PET(ポリエチレンテレフタラート) |
---|---|---|
材質 | ガラス | プラスチック |
強度・耐久性 | 高い | 中程度 |
透明度 | 高い | やや劣る |
傷つきにくさ | ○ | △ |
割れやすさ | △ (割れやすい) | ○ (割れにくい) |
耐衝撃性 | △ | ○ |
おすすめの使用環境 | スタジオ、家庭 | 登山、旅行、子どもとの使用 |
どちらを選ぶかは、使う人のライフスタイルやカメラの使用環境などによります。
たとえば、
- 登山や旅行などで頻繁にカメラを持ち運ぶ
- 子どもと一緒に写真を撮る
といった場合には、割れにくさや耐衝撃性を重視したPETがおすすめ。
一方、スタジオ撮影や家庭での使用が主なら、高い透明度と美しい映像を楽しめる硬化ガラスがおすすめです。
2. レンズ保護フィルター
カメラの「心臓部」にあたるレンズ。そのレンズにダメージが来てしまうと、写真のクオリティはもちろん、カメラそのものの寿命を縮める原因にもなります。
そんな大切なレンズを守るためのアイテムが、レンズ保護フィルターなんです。
レンズ保護フィルターは、ちょっとした傷や衝撃からレンズを守ってくれます。
もし、レンズに傷がついてしまった場合、修理代は意外とかかります。(だいたい2万円以上)
また修理に出すと、だいたい2週間くらいかかり、その間撮影ができなくなってしまいます。
それを避けるためにも、保護フィルターをつけることをおすすめします。
口径サイズの確認
レンズ保護フィルターを選ぶ際には、レンズの口径を確認しましょう。口径とは、レンズの直径のことを指します。
それに合わせたサイズのレンズ保護フィルターを選ばなければ、ぴったりとフィットしないという問題が生じます。
口径を確認する方法は2つあります。
- レンズの正面を見て確認する
- メーカーのページで確認する
1 レンズの正面を見て確認する
口径は、レンズの表面に記載されている場合があります.
こちらを確認して、同じ口径の保護フィルターを購入するようにしてください.
2 メーカーのページで確認する
レンズに記載されていない場合はメーカーページで確認します。
レンズのスペック欄に記載してあるので確認してみて下さい。
例えば口径が77mmだったら、同じ77mmの保護フィルターを購入しよう!
材質と品質
次に大切なのが、レンズ保護フィルターの「材質」や「品質」の確認です。
レンズ保護フィルターの大半は、ガラスまたはプラスチック製となっています。
両者は、それぞれ特性や性能に違いがあります。
ガラス製のプロテクターは硬度が高く、傷に対する耐久性が強いです。しかし、衝撃には弱いため、落とすなどの強い衝撃を与えると割れてしまう可能性があります。
一方、プラスチック製のプロテクターは、ガラス製に比べて弾力性があり衝撃に強いのが特徴です。しかし、硬度が低いため、傷には弱いというデメリットがあります。
表にまとめると次のとおりです。
項目 | ガラス製プロテクター | プラスチック製プロテクター |
---|---|---|
材質 | ガラス | プラスチック |
硬度・耐久性 | 高い (傷に強い) | 低い (傷に弱い) |
衝撃耐性 | 低い (割れやすい) | 高い (割れにくい) |
弾力性 | なし | あり |
おすすめの使用環境 | 落とさない、衝撃を与えない環境 | 衝撃がある、移動が多い環境 |
自分のカメラの使用環境や扱い方を考えながら、どちらの材質が適しているかを選ぶとよいでしょう。
コーティング
また忘れてならない要点として、「コーティング」の有無も挙げられます。
レンズ保護フィルターには、様々な種類のコーティングが施されているものがあります。
例えば、指紋や油汚れ、静電気からレンズを守り、常にクリアな視界を確保してくれます。
コーティングのあるレンズ保護フィルターを選ぶことで、より優れた保護性能と画質を確保できます。
3. 防湿庫・ドライボックス
防湿庫やドライボックスは、カメラを湿度から守る大切な道具です。
カメラ本体やレンズは、湿度によるカビや結露が大敵で、この二つはカメラの寿命を大幅に縮めてしまいます。
そのため、湿度管理が重要です。
特に湿度が高くなりやすい日本の気候では、カメラを湿度から守るための防湿庫やドライボックスが必需品です。
防湿庫やドライボックスは、環境に合わせて湿度を適切な状態に保ってくれるので、カメラの湿度によるダメージを防ぎ、使用寿命を延ばしてくれます。
防湿庫・ドライボックスの選び方を3つ紹介します。
容量とサイズ
防湿庫やドライボックスを選ぶ際の一つ目のポイントは、容量とサイズです。
必要な容量は、保管するカメラ本体やレンズの数、大きさによります。
一つのカメラと何本かのレンズのみを保管するのであれば、小さめの容量でも十分かもしれません。
しかし、複数のカメラ本体や多くのレンズを保管するのであれば、大きめの容量が必要です。
また、設置場所のスペースに合わせてサイズを選ぶことも大切なポイントです。
設置スペースが限られている場合や、見た目の美観を保つためには、スリムな形状のものやコンパクトなものを選ぶと良いでしょう。
湿度調整機能
防湿庫やドライボックスを選ぶ際の二つ目のポイントは、湿度調整機能です。
湿度調整機能があると、湿度が高くなったり低すぎたりするのを防ぎ、カメラに適切な湿度を保つことができます。
この機能があることで、カメラを適切な状態で長期間保つことが可能になります。
また、湿度調整機能が付いていれば、季節や天候による湿度の変動に対応しやすく、カメラの湿度管理がしやすくなります。
製造メーカーと信頼性
防湿庫やドライボックスを選ぶ際の三つ目のポイントは、製造メーカーと信頼性です。
高価なカメラやレンズを安心して保管できるように、信頼性の高いメーカーのものを選ぶことが重要です。
実績のあるメーカーのものであれば、品質や性能にも信頼性があり、長期間にわたって使い続けることができるでしょう。
個人的におすすめのメーカーは「HAKUBA」か「東洋リビング」です。
カメラ撮影を快適にするオプション・アクセサリー
カメラ撮影を快適にするオプション・アクセサリー6点を紹介します。
1. SDカードケース
SDカードを複数持つのであれば、SDカードケースも併せて買っておくといいですよ!
1か所にまとめておいた方が管理しやすいです。
「アルミケース」や「防水・防震・防塵」などありますが、「かなり高い山へ過酷な撮影」とかでなければ、アルミケースで問題ないです。
軽くて省スペースで収納できるので便利!
2. 三脚
三脚は、カメラで撮影を行う時に安定した写真を撮るための道具。素材、重量、高さ、調整範囲、耐荷重など、選ぶべき要素は多いです。
特に、以下に紹介する
- 最大耐荷重
- 高さと調整範囲
- 素材と重量
については、自分の撮影スタイルや使用するカメラの大きさ、重さによって変わります。
最大耐荷重
三脚の最大耐荷重とは、三脚が支えられるカメラやレンズの重量のこと。
これは、自分が使用するカメラやレンズの重さに応じて選ぶようにしましょう。
カメラやレンズが重ければ、それをしっかりと支えられる耐荷重があるものを選びます。
自分が使うカメラの重さを確認し、それに適した耐荷重を備えた三脚を選択しましょう。
高さと調整範囲
固定の位置から撮影する三脚にとって、高さや調整範囲は大切な要素です。
一般的には、目線の高さになるように調整することが多いです。
撮影するシーンに合わせて適切な高さや調整範囲がある三脚を選ぶことが大切。
適切な高さを設定することで、安定した撮影が可能となり、かつ自分の理想とするフレームを捉えることができます。
素材と重量
三脚の素材と重量は、携帯性にも影響します。
適切な素材と重さの三脚を選ぶことで、撮影の快適さが大きく変わります。
アルミニウム製の三脚は丈夫ですが、一方でカーボンファイバー製の三脚は軽量で振動吸収性に優れています。
僕は、カーボンファイバー製のものを使っています。
項目 | アルミニウム製三脚 | カーボンファイバー製三脚 |
---|---|---|
重量 | 一般的に重い | 軽い |
耐久性 | 良好 | 非常に良好 |
振動吸収 | 一般的 | 優れた振動吸収性 |
携帯性 | 一般的 | 高い (軽量なため) |
おすすめの使用環境 | スタジオ、プロの現場 | 旅行、多様な撮影スタイル |
実例 | 自宅での撮影、プロの現場 | 旅行やアウトドアでの撮影 |
三脚の失敗談
以前に一度、安価なプラスチックの三脚を使用したことがあります。短時間の撮影だったので問題ないかなと思ったのですが、予想以上に安定力がなくそれ以降一度も使わなくなりました。
三脚は一度買うと長く使うものです。プラスチックの三脚は安価なので魅力的ですが、ある程度しっかりした三脚の購入をおすすめします。
3. ストラップ
ストラップは、カメラを首に掛けるための道具です。
カメラの重量がストラップに直結します。そのため、ストラップでの負担感はカメラを使用する楽しみに大きな影響を与えます。
- 自分の体型や撮影スタイルに合わせて長さを調整できるストラップ
- 肩にフィットしやすいクッション性のあるストラップ
など、一見同じストラップでもその特性は様々。
しっかりと選んでみる価値はあります。
4. カメラバック
カメラバックは、カメラを保護しながら持ち運ぶためのもの。
クッション性に優れているため、衝撃からカメラを守ることができます。カメラバッグの選び方は
- 収納容量とレイアウト
- 素材と耐久性
- 携帯性とデザイン
で選ぶと良いです。
収納容量とレイアウト
カメラバッグと一言で言っても、その種類と特徴は多種多様。その中から適したバッグを選ぶための一つの目安が「収納容量とレイアウト」です。
収納容量とは、バッグがどれだけの物を収めることができるか、レイアウトとはその収納スペースがどのように配置されているかを指します。
これらは、撮影スタイルや撮影場所、機材の種類等により大きく異なります。
そのため、
- 自分の使用するカメラ機材の大きさと量
- どのように持ち運ぶか
を考えつつ、そのニーズを満たすカメラバッグを選ぶと良いです。
例えば、一眼レフカメラと数種の交換レンズに加えて、予備バッテリーなどたくさんのアクセサリーを持ち歩く場合、レンズやカメラ本体を独立して保管できる、ポケットが豊富なバッグがおすすめです。
また、スナップ写真を撮るためだけに小型のミラーレスカメラを持ち歩くだけなら、カメラ本体が収まり、バッグ自体が軽量で小型のものが良いと思います。
素材と耐久性
カメラバッグの素材と耐久性については、バッグの長期的な耐久性や、カメラ機材を保護する能力に密接に関係しています。
そのため、バッグの素材や製造品質にこだわることは非常に重要です。
カメラバッグの素材には、布、ナイロン、レザーなど様々な種類があります。それぞれの素材は耐久性、防水性、見た目などの面で異なる特徴を持っています。
素材 | 耐久性 | 防水性 | 見た目 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
布 | 中 | 低 | 普通 | 軽量で手軽、多様なデザインがあるが防水性に劣る |
ナイロン | 高 | 中 | 普通 | 軽量で多少の雨にも耐える、耐久性が高い |
レザー | 高 | 低 | 高級 | 上質な見た目で、年月を経ても風合いが増す |
例えば、ナイロン製のバッグは軽量で、多少の雨にも耐えることが可能です。
一方、レザーバッグは見た目が上質で、年月を経ても風合いが増します。愛着をもって長く使いたい方におすすめです。
携帯性とデザイン
次なるチェックポイントとなるのが、カメラバッグの「携帯性とデザイン」。
これは、
- 撮影の頻度や撮影場所
- ご自身のファッション
など、様々な観点から見て選べるようになると、よりカメラライフが楽しくなります。
携帯性とは、その名の通りどれだけ持ち運びが容易であるかという観点から見るものです。
小型で軽量なバッグは、すぐに出掛けられる便利さがあります。
肩掛けタイプのバッグは、手を自由に使えるので移動中の撮影には便利です。
自分の気に入ったデザインのものを選ぶことで、撮影がより楽しくなることでしょう。
ショルダー型のメリット・デメリット
ショルダー型のメリットは、カメラを取り出しやすいこと。撮りたい時に、すっとカバンからカメラを取り出すことができます。
ただ大きいショルダー型のカメラバックにすると、重量も重たくなるため、長時間の移動は大変になります。
ぷらっとスナップ写真撮りに行くときに、あると便利ですよ!
リュック型のメリット・デメリット
一方、リュック型のメリットは容量と持ち運びやすさです。たくさん収納できる上に、長時間の移動でも負担が少なくて済みます。
デメリットは、取り出しにくいことです。バックからカメラを取り出したいときは、一度バックをおろして取り出す必要があります。
これが少し手間に感じることもあります。
仕事用で使ってます!肩への負担が軽減できるので、良いです!
キャリーケース
旅行先で撮影を楽しみたい人はキャリーケースがおすすめです。コロコロ付なので、移動がラクになります。
特に
- 大量の機材を持ち運ぶ必要がある
- 長距離の移動が予想される
という時に非常に便利です。
多くのキャリーケースは内部に仕切りがあり、カメラ本体、レンズ、三脚、その他のアクセサリーを整理整頓して収納できます。また、機材をしっかりと保護してくれます。
5. RAW現像ソフト
RAW現像ソフトは、「デジタルカメラで撮影した生のデータ(RAWデータ)をPC上で現像するソフト」です。
主に色調補正や飽和度調整、コントラスト補正などに使用されます。JPEGよりも大量の情報を取り込めるため、より細かい調整が可能。
RAW現像ソフトがあれば、あとから細かく調整することができるので、撮影そのものがよりストレスフリーになります。
6. パソコンと周辺機器
パソコンと周辺機器は、カメラ撮影の裏方作業には欠かせない存在です。
大量の写真データを扱う以上、大きなストレージを備えたパソコンや外付けHDDは必須。
ほかにも、モニターキャリブレーションツールを使って、モニターの色味を調整すれば、写真の色彩を忠実に再現できます。
もちろん、パソコンや周辺機器はあくまで補助的な存在です。あくまでサポートする存在であることを忘れず、有意義な撮影ライフをお過ごしください。
よくある質問
カメラを始める時に必要なものは何ですか?
カメラを始める時に必要なものは「カメラ」「レンズ」「SDカード」「予備バッテリー」「メンテナンス用品」です。
カメラは何年使えますか?
一般的には、5年から10年程度が寿命とされています。ただし、シャッター回数やバッテリーの寿命など、部品ごとに寿命が異なります。そのため、具体的な寿命はカメラの種類や使用状況によって異なります。
カメラを使う時に注意することは何ですか?
カメラを使う時には、以下の点に注意しましょう。
- バッテリーとSDカードを確認する
- レンズとセンサーの清掃してキレイにしておく
- 安定した姿勢で撮影する
- 自然環境や他人のプライバシーを尊重して撮影する
- マナーとエチケットを守って撮影する
まとめ:一眼レフカメラを買うときに必要なもの・揃えるもの
以上、カメラを買う時に必要なもの・アクセサリーをお伝えしました。最適なアイテムをそろえることで、一眼レフカメラを存分に活用することができます。
以下で本記事の内容をまとめます。ぜひ参考にしてみてください。
■一眼レフカメラを買うときに必要なもの・揃えるもの
- カメラ
- レンズ
- SDカード
- バッテリー
- メンテナンス用品
■カメラを長く愛用するために必要なもの・揃えるもの
- 液晶保護フィルム
- 液晶プロテクター
- レンズプロテクター
- 防湿庫・ドライボックス
■カメラ撮影を快適にするオプション・アクセサリ
- SDカードケース
- 三脚
- ストラップ
- カメラバッグ
- RAW現像ソフト
- パソコンと周辺機器
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