どうも!カメラマンの長谷川 ksk_photo_manです!
少し自己紹介すると、僕はカメラ歴12年、Photoshop歴15年。
広告写真スタジオに7年勤務後、現在はフリーランスで、料理の写真を撮っています。
さて、最近のデジタル一眼は、露出補正が働いてくれるので露出を決めるのが簡単ですね!
おかげで「露出がぜんぜん外れた!」ってことが少ないです!
この露出補正、±0の位置で写真撮り続けていませんか?
この露出補正±0は、カメラが「風景や人などをキレイに再現できる露出」を基準に決めています。
撮影者のイメージよりも明るくなったり、暗くなったりするときがあります。
なのでこの基準をもとに、撮影者が露出をコントロールする必要があります。
そこで「ハイキー」「ローキー」という言葉が出てきます。
ではお伝えしていきますね。
ハイキーとは
ハイキーとは、適正な露出よりも明るく撮影すること。
意図的に、露出オーバーの写真のことです。
ちなみにカメラは「白いもの」を撮ったとき、それを白と認識することはできません。
例えば白いTシャツを、露出補正±0で撮るとグレーに写ります。
これは、カメラがすべての色の明るさを「18%グレーに近づけよう」とするからです。
なので、露出補正をプラス側にして、より明るくしてあげる必要があります。
この写真も「ハイキー」と言ういうことができると思うのですが、一般的な「ハイキー」はもっと明るい写真を指しています。
ハイキーな写真は、露出補正プラス2〜3段くらいの印象です。
「段」がわからない方は、こちらを参考にしてみてください。
ハイキーな写真の特徴
明るさで、写真の印象は変わります!
ハイキーな写真の印象は、単語で表すとこんなカンジです!
- ふんわり柔らかい
- さわやか
- やさしい
- 清々しい
ハイキーな写真がよく使われる被写体
どんな被写体でも、ハイキーな写真が合うワケではないです。
比較的、相性の良い被写体は、以下の被写体です!
- 子供
- 女性
- 花
ハイキーな写真の撮り方
露出を2〜3段、明るくする
露出をプラス方向にします。
何パターンか露出を試してみる
デジタルカメラの良さは、何枚でも撮れることです!
(容量がいっぱいになるかもしれませんがw)
なので露出を変えて何パターンか撮り比べしてみるのも面白いですね!
露出補正+1
露出補正+2
露出補正+3
ホワイトバランスで色を変える
ハイキーにしつつ、ホワイトバランスで写真の色味を変えてみるのも面白いと思います。
ホワイトバランス<太陽光>
ホワイトバランス<日陰>
ホワイトバランス<白熱電球>
ホワイトバランスについては、「ホワイトバランス・色温度(ケルビン)が分かるともっと写真が楽しくなるよ!」で詳しく説明しています。
逆光で撮ってみる
ハイキーな写真と逆光は相性がいいです!
ハイキーな写真で気をつけたいこと
露出をプラスにして明るすぎる写真にしてしまうと、白飛びという状態になってしまいます。
白飛びした部分は、光の情報や階調がない部分です。
あとで現像ソフトなどで、写真を調整しようとしても白飛びしてしまった部分は、階調が出ません。
後処理を考慮して、撮影時は少し暗めに撮っておくのもいいかもしれませんね。
ローキー
ローキーとは、ハイキーの逆で写真の露出を暗くして撮影することです。
ローキーな写真の特徴
- 男性
- 機械
- モノクロ写真
- 灯りのある風景
ローキーな写真の撮り方
ローキーな写真の撮りは、露出補正をマイナスに設定して撮ります。
写真全体が暗くなりますが、写真を見た人の視線は、明るいところに行きます。
明るい部分が強調されるので、明るい部分に気を配るといいです!
最後に
写真の明るさを変えるだけで写真の印象は変わるので、色々試すと楽しいですよ!
また、「ハイキー」「ローキー」を使いこなせる方は、2本目のレンズを検討しても良いかもです。
「標準ズームレンズ」のみの方は、「望遠ズームレンズ」か「単焦点レンズ」あたりがよろしいかと。
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